ペルシャ絨毯専門店 アンティーク・オールド【フルーリア】

よくある質問

  • 入門編
  • 中級編
  • 上級編

よくある質問 - 入門編 -

以前買った工房品のペルシャ絨毯が偽物だといわれました。イラン人から購入したので、本物に間違いないはずなのですが……。
  • 本物のセーラフィアン工房の銘
  • 偽物のセーラフィアン工房の銘
  • 本物のハビビアン(マフムード・レザー)工房の銘
  • 偽物のハビビアン工房の銘

島国に生まれ育ち、外国人馴れしていない日本人は、無条件に外国人を信用してしまいがちだといわれます。海外において詐欺や盗難などの軽犯罪に巻き込まれる日本人旅行者が多いのは、その証左といえるでしょう。 実はわが国でペルシャ絨毯の販売に携わっているイラン人やトルコ人のうち、出身国の絨毯バザールで修行を積んだ筋金入りのプロはほとんどいません。大半は来日後まったく違う職業から転向された人たちです。もちろん真面目で勉強熱心な方もおられますが、「絨毯で一儲けしよう」といった安易な発想で転向した者もいて、彼らは絨毯についての知識もそれなりで勉強もしていませんから、騙す意図があったかどうかは別にして偽物を販売することはあり得ます。 日本人業者でも怪しい商品を取扱っているところは多いので、日本人だから安全ということでもありません。日本人にせよ外国人にせよ人間の本質は同じですから、まずは何度かお店に通い、それが無理なら電話やメールでやり取りするなどして、人間性と絨毯についての造詣の深さを見極めた上で購入の決断を下されるのがよいと思います。
※偽物の見分けは「中級編」をご覧ください。

画像:上から
・本物のセーラフィアン工房の銘
・偽物のセーラフィアン工房の銘
・本物のハビビアン(マフムード・レザー)工房の銘
・偽物のハビビアン工房の銘


あるお店で「半額」にするといわれているのですが、御社ではどれくらい値引してくれるのでしょうか?
  • 絨毯バザールにおける価格交渉の様子

聞くたびに悲しくなる言葉があります。それは「絨毯など値段があってないようなもの」。まず申しあげたいのは、半額に値引きした後の価格が本当に安いかどうかということ。法外な定価を設定しておき、極端な値引きによって購買意欲を煽るという商法が絨毯業界では当たり前になっているからです。90パーセント引きで販売したという話さえ耳にしました。これは「交渉によって価格が決まる」という中東式の商法に倣ったもの。あとになってから「騙された」とか「高く買わされた」とぼやく方がいらっしゃいますが、このルールに則れば、買った側はその商品に対して「支払った分だけの価値を認めた」ということになり、売った側は「騙した」「高く買わせた」という罪の意識を持つ必要はないのです。外国人経営者の多い業界だからなのでしょうが、この方式を商習慣の異なる日本国内に持ち込んでいることが業界がいまひとつ信用されない最大の要因だと私たちは考えております。 手織絨毯は季節ものの衣料品でもなければ生鮮食料品でもありません。半額で叩き売らなければ買手がつかないようなものが、はたして本当に良い商品といえるでしょうか?完成されつくしたものは時代を超えて普遍であるはず。弊社では「どこより価値ある品を、どこよりもお求めやすく、どこよりも真心を込めて」をモットーに最大限の企業努力をしています。よって大変申し訳ございませんが、お値引には対応できません。以上、なにとぞご理解いただけますようお願い申しあげます。

画像:絨毯バザールにおける価格交渉の様子


よくある質問 - 中級編 -

よくある質問 - 上級編 -

イラン絨毯公社について教えてください。
  • OCMの株券
  • スマーナのOCM
  • OCMの工場
  • テヘランのICC本部兼直営店
  • ICCの社章
  • ICCの銘
  • 世界最大の絨毯

イラン絨毯公社(以下ICCと呼称)は産業省の傘下にある国営絨毯工房です。1935年に設立され、当時イランで操業していた英国企業、オリエンタル・カーペット・マニファクチュアズ社(以下OCMと呼称)の工場を国有化し操業を始めました。 OCMは1907年末から1908年頭にかけてジェームズ・ベイカーらの英国人により設立された絨毯メーカーで、設立時の名称はベイカーズ社。トルコのスマーナ(現在のイズミール)を拠点に英国に向けて絨毯を輸出していました。1911年にベイカーズ社は組織を改めOCM(本社ロンドン)となり、イランに進出。ハマダン、スルタナバード(現在のアラク)、ケルマンに絨毯工場を開設しました。その支配人となったのがペルシャ絨毯研究家として名を残したアーサー・セシル・エドワーズ(1881年-1953年)です。1934年、イラン政府はOCMやズィーグラー社など外資系絨毯工場の国有化を宣言。翌年にはICCが設立され、これらの工場を引き継ぐ形で1936年2月に操業を開始しました。テヘランに本部、各産地に支部を置いたほか、1954年にはテヘラン郊外のキャラジに紡績・染色・洗浄のための自社工場が開設されています。 ICCでは春先に採取した良質の羊毛(スプリング・ウール)を自社工場にて紡績したのち天然染料のみを用いて染色し、これを各産地に供給する方式を採用。よって、どの産地のものにも同じ色が用いられている点がICC作品の大きな特徴の一つになっています。「村おこし」のために技術指導を行い新興産地をつくり出したことや、イランでは珍しい正札販売や割賦販売をとり入れ、庶民層へのペルシャ絨毯の浸透を推進したこともICCの功績と言ってよいでしょう。2007年にアブダビのシェイク・ザイード・グランド・モスクに納められた5,627平方メートル、重量47トンの世界最大の絨毯もICCが製作したものです。 最盛期には2万人の織子が在籍していたICCですが、現在は2,000人にまで減少。生産量の不足を補うため2005年頃からは民間業者の納入を受け入れ、かつてのI純血性は薄れています。ちなみにICC以外の国営絨毯工房としては、農業聖戦省に属する「手織絨毯生産組合」(ジハード工房)があります。イスラム革命後の1985年に設立され、革命により投資家を失った絨毯産業の保護と雇用の維持を目的として絨毯製作を行っています。87年には販売部門である手織絨毯販売組合も設立されました。

画像:上から
・OCMの株券
・スマーナのOCM
・OCMの工場
・テヘランのICC本部兼直営店
・ICCの社章
・ICCの銘
・世界最大の絨毯



トルクメン絨毯のギュルには様々なデザインがありますが、その見分け方について教えてください。
  • テッケ・ギュル
  • サリク・ギュル
  • エルサリ・ギュル
  • タウク・ナスカ・ギュル
  • オムルガ・ギュル
  • サロール・ギュル
  • マウリ・ギュル

  • ハルチャンギ・ギュル
  • エルトマン・ギュル
  • ヨムート・ギュル
  • ケプセ・ギュル
  • Cギュル
  • セラーテッド・ロゼット・ギュル
  • ディルナク・ギュル

今日、トルコマン絨毯に使用されるギュルには数十もの種類があるといわれますが、その中で代表的なものについて解説します。

◾️テッケ・ギュル(ギュシュリー・ギュル、ゴリー・ギュル)……トルクメンの最大勢力であり、トルクメニスタン南部を主なテリトリーとするテッケ族のギュル。ギュシュリー・ギュルあるいはゴリー・ギュルとよばれるギュルの一つですが、ギュシュリー・ギュルは「ギュシュル」(鳥)に、ゴリー・ギュルは「ゴル」(花)に由来する名です。この種のギュルの中ではもっとも男性的で、ギュルを4分割する黒い縦横線が通っているのが特徴。テッケ・ギュルはイランやパキスタン、ウズベキスタンで産出される絨毯にも多く用いられていますが、よく聞く「象の足」を形どったという話はまったくの事実無根です。

◾️サリク・ギュル(ギュシュリー・ギュル、ゴリー・ギュル)……トルクメニスタン南東部を主なテリトリーとするサリク族が用いるギュル。テッケ・ギュルに似ていますが、中心を縦横断する黒線がなく、全体的にややマイルドな雰囲気です。こちらもゴリー・ギュルあるいはギュシュリー・ギュルに分類されるギュルの一つ。

◾️エルサリ・ギュル(ギュシュリー・ギュル、ゴリー・ギュル)……トルクメニスタン東部を主なテリトリーとするエルサリ族が用いるギュルの一つで、いくつかの派生形があります。ゴリー・ギュルあるいはギュシュリーのギュルの中ではもっとも垢抜けた印象。アフガニスタン北部のアンドホイ周辺で製作されるエルサリ族の絨毯には、テッケ・ギュルを簡素化したようなギュルも見られます。エルサリ族はテッケ族に次ぐトルクメン第二の勢力。

◾️タウク・ナスカ・ギュル……トルクメニスタン北部を主なテリトリーとするチョドル族の紋章で、タウク・ナスカは「鶏文様」の意。ギュルの中心を囲む文様が鶏に似ているとしてそう呼称されますが、鶏というより馬やロバのような四つ足の動物に見えます。エルサリ、ヨムート、チョドル、アラバチのトルクメン各部族のほか、ウズベキスタンやカラカルパクスタンで産出される絨毯にも使用されています。

◾️オムルガ・ギュル……サリク族のほか、エルサリ族もこれを用いています。エルサリ・ギュルやタウク・ナスカ・ギュルに似ていますが、中に配されているのがリーフになっているのが特徴。

◾️サロール・ギュル(マリー・ギュル)……サリク族が用いるギュルの中では、もっとも多く目にするのがこれ。「サロール」はトルクメニスタン東部をテリトリーとし、かつてはトルクメンの一大勢力であったサロール族に由来するもの。1832年にカジャール朝ペルシャとの戦いに敗れたサロール族は、その後テッケ族やサリク族との領地争いにも敗れ弱体化しました。サリク族のテリトリーであるアフガニスタン南東部で最大の町マリーの名をとり、マリー・ギュルとよばれることもあります。

◾️ジュヴァル・ギュル……ジュヴァルは寝具や衣類等を収める大きな袋のこと。ジュヴァル・ギュルはジュヴァルだけでなく、サリク族やヨムート族のメインラグのほか、アフガニスタンのマウリ族が製作する絨毯やパキスタンやインド北部で産出される絨毯にも用いられています。

◾️ハルチャンギ・ギュル……エルサリ族の支族であるキジル・アヤク族が用いるギュルの一つ。ハルチャンギは「蟹」の意ですが、それに似ていることから付せられた名で、蟹を意匠化したものではありません。キジル・アヤク族の名は「赤い頭」を意味し、かつて彼らが着用していた赤いターバンに由来するもの。同じくエルサリ族の支族であるベシル族とともに、アム・ダリア中流域をテリトリーにしています。

◾️エルトマン・ギュル……チョドル族のほか、エルサリ族の支族であるキジル・アヤク族やチョボシュ族が用いるギュル。「エルトマン」はドイツ系に多い人名ですが、その由来については明らかではありません。

◾️ヨムート・ギュル(イーグル・ギュル)……トルクメニスタン北部から西部にかけてを主なテリトリーとするトルクメン第三の勢力、ヨムート族が用いるギュルの一つ。鷲が羽を広げたように見えることからイーグル・ギュルともよばれます。

◾️ケプセ・ギュル……ヨムート族が用いるギュルの一つ。ヨムート・ギュル、ディルナク・ギュルと並び、ヨムート族の絨毯には見かける機会が多いギュルです。

◾️Cギュル……ヨムート族が用いるギュルの一つ。「C」の形をした文様が配されていることから、Cギュルと俗称されます。

◾️セラーテッド・ロゼット・ギュル……ヨムート族が用いるギュルの一つで、ケプセ・ギュルとCギュルとを組み合わせたようなデザイン。ロゼットは花の正面形を図案化したものですが、セラーテッド・ロゼットとは「ノコギリ状のロゼット」のことです。

◾️ディルナク・ギュル……ヨムート族が用いるギュルの一つですが、エルサリ族の一部もこれを用いています。鉤状の飾りが付いた菱形は「蠍」を意匠化したとする説があるものの、確証はありません。

ギュルはトルクメン各部族の紋章で、トルクメニスタンの国旗には主要5部族のギュルが描かれています。

画像:上から

・テッケ・ギュル
・サリク・ギュル
・エルサリ・ギュル
・タウク・ナスカ・ギュル
・オムルガ・ギュル
・サロール・ギュル
・マウリ・ギュル

・ハルチャンギ・ギュル
・エルトマン・ギュル
・ヨムート・ギュル
・ケプセ・ギュル
・Cギュル
・セラーテッド・ロゼット・ギュル
・ディルナク・ギュル

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  • 086-435-0470
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2015.9-10月 爽秋号 No.077
2016.1-2月 初春号 No.079

 
2016.7-8月 盛夏号 No.082

 
2016.7-8月 盛夏号 No.082

 
2016.7-8月 盛夏号 No.082

 
2016.7-8月 盛夏号 No.082




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