ゴラムアリー・サフダルザデ・ハギーギの作品|ペルシャ絨毯専門店フルーリア東京

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ゴラムアリー・サフダルザデ・ハギーギの作品

イーサー・バハードリーのデザインをもとに製作された一枚。
オジーブ形のメダリオンに連なるペンダントは上下で形を異にし、とりわけ下部の巨大なペンダントは大きく羽を広げた鳥の姿を連想させます。
赤いフィールドにはシャー・アッバスのパルメットなどとともに鳳凰らしき姿が織り出されており、アカンサスの葉に擬した鳥が連続するボーダーと相まって作品のテーマを明確にしているといえるでしょう。
鳳凰は龍や麒麟とともに中国から伝わった伝説上の鳥ですが、イランには『王書』(シャー・ナーメ)に登場するシムルグがあり、また西洋にはエジプト神話に出自するフェニックスがあります。
「鳳凰らしき」としたのには理由があって、この三者は同じ形をもって描かれることが多く、見た目だけで判別することは不可能です。
フィールドの下部のみにコーナーを置き、上部は文様の配置によりミフラブを暗示しています。
1978年の作品。

ゴラムアリー・サフダルザデ・ハギーギの作品

本作もバハードリーのデザインに基づいて製作されたもので、「海」をテーマとした異色の作品。
ミフラブのデザインですが、メダリオンはヒトデ、ガンディールはクラゲ、フィールドには魚や巻貝、海藻が織り出されており、ボーダーは雲のリボンやアラベスクを伴うイスリムによって波やうねりを表現しているようです。
きわめて保守的なイスファハンの絨毯界に風穴を開けたこのデザインは、バハードリーの弟子であったロスタム・シラージーに継承され、ゴラムアリーの弟であるフェイゾッラー・ハギーギの作品にも採用されました。
これまでにないモチーフを伝統的なデザインに組み込むバハードリーのセンスもさることながら、冒険的な試みに敢えて挑むゴラムアリーの柔軟さは大いに賞賛されるべきでしょう。
本体最上部にハギーギとバハードリーの名前が織り込まれています。

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