マラゲ

マラゲは東アゼルバイジャン州、マラゲ郡の郡都で、住民の大半はトルコ系のアゼルバイジャン人。

サハンド山の南に位置するこの町は、近くのウルミエ湖に注ぐ二つの川に挟まれ、葡萄などの果物栽培が盛んです。

また「マラガ・マーブル」として知られる大理石の産地でもあります。

マラゲは古代の城壁都市で、現在も城壁の残骸と4つの門が残っています。

イルハン国の首都となり、町中にはフラグ・ハンが建設した石橋が残っています。

町の西方には、有名なマラゲ天文台の遺跡があります。

この天文台は13世紀半ば、フラグ・ハンの命によりシーア派の神学者であり、天文学者でもあったナセル・ウッディン・トゥーシーが建設したものと言われ、4万冊以上の蔵書を誇る図書館を併設していました。

また、有事の際には城塞として機能できる頑強な造りであったと言います。

近年、天文台跡には新しい天文台が建設されました。

マラゲ天文台

マラゲにおける絨毯製作は1980年代末に始まります。

クム産を模したシルク絨毯を製作しており、下絵もクムから取り寄せているため外見上はそっくりですが、クム産に比べると品質は大きく劣ります。

 

マラゲ産とクム産

マラゲ絨毯にはクムの有名工房の銘が付けられ「クム産」として販売されることが多いので注意が必要。

トルコ結び、ダブル・ウェフト。

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