テヘラン

4000メートル級の峰々が連なるアルボルズ山脈の麓に広がるイランの首都で、全人口の10パーセント、680万人を超える人々が暮らす大都会。

また、世界史上に例を見ないイスラム革命の震源地となったことでも知られます。

テヘランは、サファヴィー朝時代に砦が築かれ、交易上の主要な街として栄えて居ました。

首都を宣言したのは1795年、カジャール朝のアーガー・モハンマド・ハーン。

20世紀初頭のパフラヴィー朝になると、現在の街の原形となる道路網の整備と高層ビルの建築が進められました。

砦は壊され、街は近代都市として整備されてゆきます。

しかし、オイルマネーによる繁栄と専制政治は、イスラム革命の引き金になり、王政に終止符を打つことになりました。

モハンマド・レザー・シャーとファラ皇后

テヘランにおける絨毯製作は19世紀末に始まりました。

絨毯産業の復興テヘランでは緻密な織りの高級品のみが製作されていたようですが、首都における高い物価と人件費は販売価格に影響し、当時テヘラン絨毯は異常に高価であったといわれます。

それゆえ生産数は少なく、今日見かけることは稀です。

テヘラン絨毯殊に1920年代以降、カシャンやイスファハンの絨毯職人の指導を受け始めてからは、作風が大きく変わりました。

テヘランではイスラム革命の頃まで絨毯製作が続けられましたたが、今日現存するテヘラン絨毯のほとんどは第二次大戦以前に製作されたものです。

ペルシャ結びとトルコ結びの両方がありますが、ダブル・ウェフトの構造です。

 

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