イラム

イラムはイラン中西部にあるイラム州の州都。

イラクとの国境を隔てるカビール山脈とザグロス山脈の間、標高1,300メートルに位置する高原都市で、その山紫水明から「ザグロスの花嫁」と呼ばれています。

人口は約21万人。

住民の大半がイスラム教シーア派を信仰するクルド人で、クルドの町としてはケルマンシャー、サナンダジに次ぐ規模。

この町はかつてホセイナバードと呼ばれていましたが、1923年に現在の名に改められました。

紀元前3200年頃、ザグロス山脈の裾野に興ったエラムの北端に位置していたイラム一帯は、日が昇る山を意味する「アラム」「アラモ」「アラムト」などと呼ばれていたことがシュメール遺跡の碑文から判明しています。

イラクとの国境に近いことから、イラン・イラク戦争では大きな被害を受け、町の産業は壊滅状態に陥りました。

カラビザン山

戦後、復興に向けた産業育成の一環として、当時商業省の傘下にあったイラン絨毯公社が支部を開設。

こうしてイラムにおける絨毯製作が始まります。

土着のデザインを持たない新興産地のイラムゆえ、カシャンやイスファハンなど他産地のデザインを流用した作品が一般的。

織子の技術はかなり高く、縦糸に絹を使用した緻密な織りの作品も珍しくありません。

ダブル・ウェフトの構造で、ノットはペルシャ結びです。

 

 

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