ジョーシャガン

イラン中央部イスファハン州メイメ郡にある村。

イスファハン北のカルカス山中、カシャーンからイスファハンに至るかつての交易路の途上に位置し、イランでは「ジョーシャガネ・カリ」(絨毯のジョーシャガン)の愛称で呼ばれています。

かつてはカシャーンからイスファハンへと至る交易路の経由地として市場が開設されていましたが、1788年にテヘランがカジャール朝の首都になると、市場はテヘランとイスファハンとを繋ぐルート上にあるメイメに移りました。

 

ジョーシャガンは古くからの絨毯産地として知られ、サファヴィー朝下で製作された一連の「花瓶文様絨毯」はケルマンでなくジョーシャガンで製作されたとする説があります。

しかし、ジョーシャガンのような小さな村に宮廷御用達の工房があったとは考えにくいとして異議を唱える研究者も多いのが実際。

ジョーシャガンで産出される絨毯は、雪の結晶に似た幾何学的な花葉文様をフィールド全体に配した「ジョーシャガン文様」で有名。

ジョーシャガン文様はカシャーンやイスファハンの絨毯にも採り入れられていますが、同じデザインの絨毯を産するメイメに比べるとジョーシャガンのものは織りは粗く、実用品としての印象を拭えません。

「ビッド・マジュヌーン」(マジュヌーンの柳)と呼ばれる幾何学的な柳文様と組み合わされることも多く、フィールドの地色は赤、濃紺、青、生成りのいずれかですが、古いジョーシャガン絨毯には錆色を用いたものもあります。

ペルシャ結び、ダブル・ウェフトの構造で、サイズはキャレギがもっとも多く見られます。

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