タバス

イラン北東部南ホラサン州のタバス郡の郡都で、人口は約35,000人。

ルート砂漠とショリー山脈の狭間にある標高700メートルの町で、ナツメヤシや柑橘類をはじめとする様々な樹木が茂る緑豊かな町として知られています。

近くには石炭鉱山があり、この町の経済を豊かなものにしています。

タバスの歴史は古く、ササン朝時代からホラサンへと通じる要衝として栄えました。

13世紀の蒙古軍の侵攻を逃れたのち、フェルドースとゴナーバードとを含めた共同体となります。

ザンド朝時代に建設されたゴルシャン庭園はペルシャ式庭園の傑作の一つとして有名です。

1978年この町をマグニチュード7.7の地震が襲い、ゴルシャン庭園を含む町の大半が壊滅。

死者は15,000人にも上りました。

震災後の復興に向けた産業育成の一環として絨毯製作が始まり、以来ナイン産に倣ったアイボリーを基調とする明るい色合いの絨毯を製作するようになります。

1990年代にナインにおいてノーラーとよばれる9本撚りの木綿糸を縦糸に使用した絨毯の生産が終了してからは、その代用品を供給する産地として知られるようになりました。

最近では6本撚りの細い縦糸を持つ「シシラー」の代用品も製作されるようになっています。

ナインでは柄糸の一部に絹を用いたパート・シルクの技法が採用されていますが、タバスで製作された絨毯には木綿を使用したものも多くあり、品質は劣ります。

ペルシャ結び、ダブル・ウェフト。

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