ペルシャ絨毯産地101【シャハレババク】

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イラン中南部にあるケルマン州、シャハレババク郡の郡都。

人口は約4万人で、住民の多くはサファヴィー朝のイスマイル1世により強制移住させられたアフシャル族です。

近郊にはイラン最大の銅山があり、鉱業が盛ん。

この地域には12,000年前から人が住んでいたと言われ、シャハレ・ババクから36km離れたメイマンド村にはイラン高原で最初に人類が住んでいた痕跡が残っています。

シャハレババクは「ババクの町」の意で、その名は町を創設したと伝えられるペルシス王国の君主、ババクの名に由来するもの。

ババクはアルサケス朝末期の混乱の中で次第に勢力を拡大しました。

ファース地方の領主の娘を娶った後、義父の一族を廃してペルシス王国を建国したと言われます。

ペルシス王国はアルケサス朝に敗れてその傘下に入りますが、ファース地方からケルマン地方に至るまでの地域を支配し、アルケサス朝下では最大の勢力を有していました。

ババクの子アルデシール1世は224年、アルケサス朝に反旗を翻し、ホルミズド平原の戦いにおいてアルタバノス4世に勝利。

これによりササン朝が誕生します。

メイマンド村

シャハレババクで産する絨毯はアフシャル族が製作する、いわゆる「ケルマン・アフシャル」ですが、ジルジャン産と並びそれらの中でももっとも質の高いものとして知られています。

デザインはアフシャルの伝統的文様である様々な幾何学文様のほか、ケルマン絨毯に倣った千花文様もあり多彩。

縦糸には木綿が使用されますが、ルール・バフトとニム・ルール・バフトの二つがあります。

ペルシャ結び、ダブル・ウェフトです。

 

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