トライバルラグ産地2【オウラッド】

  • HOME
  • 産地
  • トライバルラグ産地2【オウラッド】

オウラッドは「部族」「一族」を意味する語で、特定の部族を指したものではありません。

イスファハンのバザールでは「パシュクヒ」とも呼ばれますが、パシュクヒは小ルリに属する支族の名。

パシュクヒはポシュティ・クーヒ、すなわち「山の向こう」に由来し、サファヴィー朝期には既に名を知られていました。

しかし、オウラード絨毯を製作しているのはこのパシュクヒ族ではなく、チャハルマハルの南西端にあるザグロス山脈に近いナグンに住む、ルリもしくはバクティアリの一族と考えられます。

この種の絨毯がパシュクヒと呼ばれるようになった経緯について、絨毯研究家のP・R・J・フォードは……オウラッド絨毯がはじめてイスファハンのバザールに現れたとき、それらがどこで織られたのか、誰が売りに来たのかわからなかった。 「これは儲かる」と直感した絨毯商だが、彼はそれらを製作した部族を明らかにすることに拘っていなかったので、産地を「パシュクヒ」だと話した……と解説しています。

デザインはルリに準じたものが一般的ですが、バクチアリ風のパネル文様を織り出した作品も存在。

しかし色調はバクチアリ産とは異なり、ルリ絨毯に近いものとなっています。

ペルシャ結び、ダブル・ウェフト。

お問い合わせ

ご質問・ご相談などがございましたら、
お電話やメールフォームよりお受けしています。
お気軽にお問い合わせください。

TEL
03-3304-0020