ペルシャ絨毯産地35【アラク】|ペルシャ絨毯専門店フルーリア東京

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アラクはイラン中西部、マルカジ州の州都で人口は約52万人。

アラクの名は、かつてこの地が「イランのイラク」と呼ばれていたことに由来したものです。

住民にはイラン人のほか、ルル人、少数のアルメニア人がおり、アミール・カビールや石油国有化を推進したパフラヴィー朝期の首相モハンマド・モサッデクはこの町の出身。

イランにおける主要な産業都市の一つであり重工業、特に金属および機械工業のプラントが多く所在します。

ここにはかつてダスケラという町がありましたが、13世紀の蒙古軍の侵攻によって破壊され、現在のアラクの町は1808年、カジャール朝のファテフ・アリー・シャーの時代にこの廃墟の上に建設されたものです。

当初はスルタナバードと呼ばれ、イラン南北を結ぶ交通の要衝として発展しました。

1883年、英国マンチェスターに本社を置くドイツ系企業、ジーグラー商会がイランに進出。

この町に支店を開設し、綿製品の販売に乗り出します。

ジーグラー商会はやがて大規模な絨毯工房を開設し、英国に向けた手織絨毯の生産を始めました。

これをきっかけとしてアラク一帯はペルシャ絨毯の主要産地となるに至ります。

 

ジーグラー絨毯

アラク及びその一帯で産する絨毯はその品質により上から「サルーク」「マハル」「ムシュカバド」に分けられますが、近年マハルとムシュカバドはほとんど製作されなくなりました。

イラン絨毯公社をはじめとし「アラク産」として取引する絨毯商も増えてきています。

ペルシャ結び、ダブル・ウェフトです。

 

ムシュカバドとマハル

サルーク 

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