ペルシャ絨毯産地68【マラヤー】|ペルシャ絨毯専門店フルーリア東京

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マラヤーはイラン中西部ハマダン州にあるマラヤー郡の郡都で、人口16万人。

ハマダン州ではハマダンに次ぐ第二の町であり、レーズンの産地として有名です。

ザグロス山脈の北麓に位置する緑豊かなこの町にはマラヤー公園をはじめとするいくつもの公園があり、避暑地としても人気。

1722年、サファヴィー朝崩壊の混乱に乗じてイラン高原に侵攻したオスマン・トルコとの間で繰り広げられたオスマン・ペルシャ戦争では、ナーディル・クリー・ベグ(のちのナーディル・シャー)がトルコ軍を撃退した「マラヤーの戦い」がこの地で起こりました。

マラヤーで産出される絨毯はトルコ結びでシングル・ウェフトの構造が特徴。

西のウシュバンやネハーバンド、東のジョーザンやタイメ、南のボルジェルドなどで製作された絨毯を含めて「マラヤー産」と呼ぶことがありますが、それらの村々で製作される絨毯はこもごも性質が異なっており、一括りにするには無理があるでしょう。

タイメに近い地域で製作される絨毯は「ミッシャン・マラヤー」と呼ばれ、タイメ産に似たデザインでメダリオンの外周には「コック・コンブ」(雄鶏のトサカ)と俗称される鋸状の飾りが付いています。

ミッシャンはタイメに近い村の名。

大きなサイズはあまりなく、ドザール以下がほとんどです。

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