ネットオークションにご注意!

現在ネットオークションにペルシャ絨毯を出品しているのは、絨毯業者とリサイクル業者がほとんどです

絨毯業者については店舗を持たない(というより何らかの理由で持てない)者が大半ですが、こうした人たちは業者というよりプロに徹しきれていないセミプロ。

店舗がありませんから、何か問題が起こればすぐに逃げることができる訳で……つまり、覚悟からして中途半端なのです。

 

中途半端な人間が扱う商品は中途半端になるのが当然。

それが世の常で、ペルシャ絨毯だから特別ということではありません。

同じく出品者がほとんど業者である中古車がよい例なのですが、ネットオークションに溢れているのは店舗では売物にならない事故車等、訳ありの車が大半だそうです。

多くの場合、実車確認できる中古車に比べると、同じ高額品であるにも関わらず写真だけで判断せざるを得ないペルシャ絨毯の方が遥かにリスクが高い訳で、縦横糸の劣化やジュフティ・ノット、小さな修理痕や虫食い等を写真だけで見つけるのはプロでも不可能です

 

出品者はそれを承知で「経年による僅かな傷み等ある場合があります」だとか「ペルシャ絨毯は手織ですので完璧ではありません」だとかの文言を必ず商品説明に入れています。

商品到着後に致命的な欠陥が判明しても「ちゃんと商品説明に書いてある」として返品は拒絶されるのが常。

運営会社に助けを求めたところで「商品説明をよく読まなかったあなたが悪い」と一蹴されて終わりでしょう。

泣き寝入りするしかない訳ですが、せめてもの報復に悪い評価を入れたとしても意味はありません。

こうした輩は悪い評価が増えてくると新たにIDを取得。別人になりすましてまたもや出品を始めるからです。

ネットオークションでペルシャ絨毯を買うのは競馬やパチンコのようなもの。

完全にギャンブルの世界なのです

1,000円が10万円になることもあれば、10万円スってしまうこともある……というより値段相応か損することの方が多いのですよ、実際には。

冷静に考えればわかるのですが、よい品ばかりを安く買えるのであれば多くの絨毯業者が仕入に使うはず。

しかし、ネットオークションで仕入をしている絨毯業者はごく僅かです(何人かはいます)。

つまり、プロが欲しがるような商品はほとんどないということなのですね。

 

「類は友を呼ぶ」で、駄物は駄物を呼ぶのです。

修行を積んでいない者が駄物ばかり見ていれば、眼は自らが意識しないうちに駄物のレベルにまで落ちてしまいます

骨董屋の主人は丁稚によい品だけしか見せません。

よい品を見る眼が備われば自ずと駄物は見分けられるようになりますが、駄物に染まってしまった眼はよい品を見分けることができなくなるのが理由です。

 

少し前までは素人出品も結構あって、たまによい品が出品されていました。

しかし、セミプロが主流となった最近は見るのも嫌になるほど。

残念ながら、これが現実です。ネットオークションは分野によってはよい品を安く買うことができる魅力的なものです。

しかし、自らの眼を台なしにする危険性をも孕んでいることは知っておい方がよいでしょう。

なお、ネットオークションに出品されている絨毯の真贋等について弊社にお尋ねいただいても、いっさい回答しませんのでご了承ください

 

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