ペルシャ絨毯産地30【ドロクシ】|ペルシャ絨毯専門店フルーリア東京

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イラン北東部、南ホラサン州ビルジャンド郡にある町。

ビルジャンド、ガエンなどとともに、かつて「クヘスタン」と呼ばれたアフガニスタン国境に近い山岳地帯にあります。

ホラサンはティムール朝期以来の絨毯製作の歴史を持つと言われる地方。

この地方はヘラティ文様の発祥の地と言われ、ホラサンの中心であったヘラートに由来したものであるこっはよく知られています。

また18世紀のナーディル ・シャーによるインド遠征により戦利品となったムガール絨毯がこの地に伝わり、そのデザインが真似られるようになったとも言われます。

19世紀後半に始まるイランにおける絨毯産業の復興期、ドロクシにおいても生産が本格化しました。

 

オービュッソン・カーペットとサボネリエ・カーペット(いずれも19世紀)

ヘラティのほかムガール絨毯の影響を受けたボテ(ペイズリー)など繊細で複雑なデザインに加え、フランスのオービュッソンやサボネリエで製作された敷物の影響を受けたと思われる抑制された色調が特徴。

主にフランスに向けて輸出されていましたが、第二次世界大戦後に生産を終えました。

古い作品には縦横糸にウールが使用されていますが、20世紀に入ってからのものは木綿が一般的です。

ペルシャ結び、ダブル・ウェフト。

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