ペルシャ絨毯産地52【セラバンド】|ペルシャ絨毯専門店フルーリア東京

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セラバンドは町や村の名ではなく、アラクの南西、ボルジェルドとの間にある山間の地域を指す名称です。

セラバンドで産出される絨毯は、フィールド一面に配したボテ(ペイズリー)のデザインで有名。

19世紀から20世紀初頭にかけては「ミール・セラバンド」あるいは「サルーク・ミール」と俗称される高品質な絨毯が製作されていました。

小さなボテや複雑な葉文様を並べたフィールドに「シェカーリ」と呼ばれる文様の細いボーダーをあしらったデザインで、幾重にも連なるガードが巡らされています。

落ち着きのある色調と相まって、上品な雰囲気を醸し出していました。

 

ミール・セラバンド

現在のセラバンド絨毯は西洋梨に似たズングリとした形のボテのオール・オーバー、あるいはは菱形のメダリオンや三角形のコーナーを配したデザインで、地色は鮮やかな赤が大半。

ですが、濃紺や生成色も見かけます。

結びは緩めで、古い作品同様にペルシャ結びが用いられているものもありますが、大半はトルコ結び。

小さなものから大きなものまで様々なサイズがあり、値段も手頃で実用向きです。

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