2018/10/15
イラン中西部のアルヴァンド山麓、標高1,800メートルに位置する高原都市で、ハマダン州の州都。
イラン最古の町の一つであり、その起源は2000年前にまで遡ると言われます。
紀元前715年に興ったメディア王国の都エクパダナとして、続くアケメネス朝の時代には夏の都として栄えました。
ダリウス1世が築いた「王の道」はハマダンからバグダッドへと至る
多くの遺跡が残っており、避暑地でもあることからイラン人には人気の観光地。
陶器の産地としても有名です。
一般に「ハマダン産」として流通している絨毯はハマダン周辺の町や村で製作されたものが大半で、実際にハマダンで製作されたものはそれほど多くありません。
ハマダンの町で産出される絨毯は「シャハル・バフト」とよばれ、織りは細かくデザインも洗練されています。
赤と濃紺をベースとしたメダリオン・コーナー・デザインを多く見ますが、ミフラブやオール・オーバー等のデザインもあります。
トルコ結び、シングル・ウェフト。