ペルシャ絨毯産地80【シャハレコレド】|ペルシャ絨毯専門店フルーリア東京

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イラン中央部、チャハルマハル・バクチアリ州の州都で、人口約15万人。

住民はバクチアリ、カシュガイ、イラン人からなり、農業のほか帽子やフェルトの産地としても知られています。

ザグロス山脈の海抜2,070メートルに位置し、最も高所に位置する州都であることから「イランの屋根」とも呼ばれます。

この町の歴史はアルケサス朝の時代にまで遡ると言われますが、詳しくはわかっていません。

ゾロアスター時代には英雄の砦を意味する「デズ・ゴルド」と呼ばれていたのが、アラブ人の侵攻後「デ・クルド」(クルドの村)と呼ばれるようになったと伝えられます。

その名が町を意味するシャハルに置き換えられてシャハレコレドに改名されるのは1935年のことでした。

シャハレコレドではダブル・ウェフトのバクチアリ絨毯の高級品が製作されています。

19世紀末から、この町の周辺にはバクチアリ部族連合のイルハン所有の工房が次々と開設されました。

20世紀前半にはテリトリー内で石油が発見されて部族連合内の富裕層が拡大。

それに伴い絨毯の需要も増加し、高品質の絨毯が生産されるようになったと言います。

ヘシュティと呼ばれるパネル文様が代表的ですが、ガービと呼ばれる枠組み文様、イスファハン絨毯に倣ったメダリオン・コーナーなど様々なデザインがあります。

今日に至っても天然染料が使用されており、その丈夫さと相まってヨーロッパで人気。

ノットはトルコ結びです。

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