クリアランス・セールは商人として恥ずべきこと|ペルシャ絨毯専門店フルーリア東京

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7月に入り、デパートや大型スーパーではクリアランス・セールの季節となりました。

ペルシャ絨毯専門店の中にも、クリアランス・セールを大々的に宣伝しているところがあるようですが……。

弊社ではクリアランス・セールをすることは、絨毯商として恥ずかしいことだと考えております。

定価では売れなかった売れ残り商品を安く売るのがクリアランス・セール。

つまりクリアランス・セールというのは、売れないものを仕入れてしまった、あるいは高く仕入れすぎてしまったなど、仕入を失敗したことの証拠でもある訳です。

消耗品である日用品や代替品の多い衣料品であれば、これも許されるでしょう。

安ければ何でもよいという人は必ずいるからです。


しかし、高価で美術品的な要素の強いペルシャ絨毯となると、意味合いはまったく異なってきます。

ペルシャ絨毯を「美術品」と力説する絨毯商は多いのですが、季節や流行に左右されない普遍的価値を有する美術品であるなら、クリアランス・セールで一掃する必要などあるのでしょうか?

画廊で「こちらは中島千浪先生直筆の花鳥画の名作でございますが、今月からクリアランス・セールになりましたので、50%OFFにてお買い求めいただけます」……こんな説明をされたら皆様はどう思われますか?

「中島先生に失礼だ!」「絶対に怪しい!」……こう考えるのが普通でしょう。

まともな美術商であればクリアランス・セールなど絶対にやらないし、良識ある大人であれば美術品をクリアランス・セールなどで買うことなどない筈です。

季節のイベントや他の催し物との整合性を図らなければならないデパートならばともかく、そうした制約にとらわれない専門店でクリアランス・セールをしているところなど、間違いなく二流店でしょう。

クリアランス・セール=仕入能力の低い店、良識のない怪しい店……と自ら宣伝している訳ですから。

ペルシャ絨毯専門店フルーリア東京では、皆様のペルシャ絨毯選びについてのご質問にお答えしています。
失敗なくベストな一枚をご購入できるよう、フルーリア東京の熟練販売員がご相談に乗りますので、遠慮なく何なりとお尋ねください。

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