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クリーニング・修理

クリーニング・修理

手織絨毯には専門家によるメンテナンスが不可欠。当社でお買上いただいた絨毯は、イランで修業を積んだプロのクリーニング・修理職人が作業を行います。
とりわけアンティーク・オールド絨毯には長年の経験に基づく高度な技術に加え、職人個人のセンスが必要とされるため、当社ではそのいずれもを備え持つ国内トップクラスの職人に依頼しています。職人の腕前は実に様々。腕前の良い職人は絨毯の価値を高めてくれますが、下手な職人にかかると絨毯が駄目になってしまうことさえあります。

さらに当社では修理について、専門知識を持つ日本人スタッフが修理法を提案した上で職人と話し合い、作業の段取りを決めています。「できるだけお金がかからないように」とおっしゃるお客様もいれば、「お金はかかってもよいから、できる限り完璧に」とおっしゃるお客様もいます。お客様のご要望により修理法は変わってきますが、職人は直接お客様と話している訳ではありませんから、細かい事情が分かりません。つまり、職人に丸投げしていたのではお客様の細かなご要望に応えることなどできないのです。

※当社にてお買上いただいたもの以外のクリーニング・修理のご依頼も受付けておりますので、お気軽にご相談ください。

料金表

当社お買上品 それ以外の品
ウール絨毯クリーニング
(1m²あたり)
¥5,400
(税込)
¥7,560
(税込)
シルク絨毯クリーニング
(1m²あたり)
¥8,640
(税込)
¥12,960
(税込)
シミ抜き
(1ヶ所あたり)
¥16,200~
(税込)
¥21,600~
(税込)
フリンジの漂白
(1mあたり)
¥5,400
(税込)
¥7,560
(税込)
フリンジの留め
(1mあたり)
¥5,400
(税込)
¥7,560
(税込)
フリンジの再生
(1mあたり)
¥14,040
(税込)
¥19,440
(税込)
エッジの修理・再生
(1mあたり)
¥8,640
(税込)
¥12,960
(税込)
シャーリング
(1m²あたり)
¥8,640~
(税込)
¥12,960~
(税込)
ベルトの取付・交換
(1mあたり)
¥5,400
(税込)
¥7,560
(税込)

※別途送料がかかります。
※クリーニングは本式の水洗いです。簡易なシャンプー式ではありません。
※色補正、虫食い補修、穴補修、切断部縫合、タペストリー加工などにつきましては方法により料金が変わってくるため、お問い合わせください。

普段のお手入れ

協力:株式会社コスミック・ガーデン
協力:株式会社コスミック・ガーデン

手織絨毯のお手入れについて、世間では伝聞に基づく誤った情報が流布されています。
「バスタブに浸してブラシで擦って洗えばよい」「洗った後は水が滴る状態で一1晩ベランダに干しておけばいい」などというのがそれです。
こうした誤ったお手入れは絨毯の寿命を縮めてしまうだけでなく、目にしてしまう事態を招く恐れさありますのでご注意ください。日常のお手入れ方法は以下のとおりです。

●1週間に1度から2度、パイル(絨毯の毛羽)の目に沿って軽く掃除機で表面の埃を取除いてください。パイルには順目と逆目があります。必ず「順目」、つまり片方のフリンジ(房)側から反対のフリンジ方向へ向かって手で撫でた場合、引っかからず滑らかに流れてゆく向きに沿ってください。その際、決してゴシゴシと強く擦らないでください。擦りすぎはパイルの摩耗を早め、絨毯の寿命を縮めてしまいます。箒をお使いいただくと、ブラッシング効果で絨毯にツヤが出てきます。尚、絨毯の裏面に掃除機をかける必要はありません。

●掃除機をかける際にはフリンジ(房)にご注意ください。フリンジはもっとも傷みやすい部分です。とくに優しくお取扱いください。長年の使用によりフリンジが根元付近までなくなってしまった場合は、早急な修理をおすすめします。そのまま放っておくと絨毯本体に傷みが広がります。フリンジは新たにつけ替えても絨毯の価値にさほど影響しませんが、本体に修理痕が認められると価値は大きく下がります。修理は当社もしくは専門の業者にご依頼ください。

●フリンジほど傷みやすくはありませんが、エッジ(両端の糸でかがってある部分)にもお気をつけください。解れてきた場合には早急な修理をおすすめします。理由は上に同じです。フリンジ同様、エッジは付け直しても絨毯の価値にさほど影響しません。当社もしくは専門の業者にご依頼ください。

●半年に1度、左右の向きを変えてご使用ください。向きを変えることによって踏まれる箇所が均等になり、絨毯の寿命が延びます。また、日焼けによる変色も均一化されます。絨毯は向きによって色が変わって見えますので、春から夏にかけては薄く見える向き、秋から冬にかけては濃く見える向きでお使いいただくとお部屋の雰囲気も変わります。

●直射日光(とくに西日)にご注意ください。日当たりのよいお部屋では窓にレースのカーテンをお使いいただくと、日焼けの度合が減少します。

●湿気にご注意ください。とくに連日雨が降りつづく季節には注意が必要です。絨毯に湿気が籠ると色が滲んだり、裏面にカビが生えたりする場合があります。また、糸の劣化を早める原因にもなります。季節に関係なく、月に1度の日陰干し(短時間であれば天日干しも可)が理想的ですが、家具などが載っていて難しい時は絨毯を半分に折り、裏面を乾かしてください。残りの半分も同様にしてください。

●食べ物や飲み物をこぼした場合は、すぐに取除いてください。とくに飲み物をこぼした場合はスプーンなどですくい取ったのち、タオルを水(湯はご使用にならないでください)で濡らして固く絞り、擦らないよう注意して汚れを除去してください。擦ってしまうと色が滲んだり、汚れが広がる可能性があります。汚れが落ちにくい場合は中性洗剤(台所用洗剤でも可)を水で薄めて泡を作ってください。泡は絨毯に直接ふりかけることは避け、必ずタオルにとってからお拭きいただき、その後再び水で濡らして固く絞ったタオルで洗剤分を拭い、ドライヤーなどで十分に乾燥させてください。

●色が滲んだり汚れが落ちない場合は、できるだけ早く当社もしくは手織絨毯専門のクリーニング業者にご相談ください。放っておくと、滲みや汚れが取れなくなる場合があります。

●クリーニングは、必ず当社もしくは手織絨毯専門のクリーニング業者へご依頼ください。くれぐれもご自身による洗浄はおやめください。絨毯を使用途中で駄目にしてしまう原因のうちでもっとも多いのが、ご自身による洗浄です。手織絨毯は「流水」で洗うのが基本です。それは濡れることにより絨毯から染み出す染料を流し去ってしまうためです。バスタブやタライの中で洗ってしまうと、染み出た染料によって絨毯全体を染めてしまうことになります。これは衣類の洗濯に際し、色物を白物と同時に洗うと色が移ってしまうことと同じ摂理によるものです。
また、絨毯は濡れたまま放っておくと染料が滲み出してしまうことが多々あります。乾燥地帯にある手織絨毯の原産国では、洗浄後に干した絨毯が乾燥するまでさほど時間を要しません。ところが、湿気の多い日本では乾燥までに時間がかかり、染料が滲み出してしまう可能性がきわめて高くなります。当社ならびに専門業者は特殊な脱水機を用いて、これを解決しています。「後悔先に立たず」と言います。手織絨毯のクリーニングは決して安くはありません。しかし、クリーニング代を節約したがために絨毯を駄目にしてしまったのでは元も子もありません。クリーニングは5年から10年に1度で十分です。

●滑りやすい場所でご使用の際には、「滑り止め」の併用をおすすめします。

収納する際は

収納する際は

「ペルシャ絨毯には天然染料が使われているので虫に食われない」と説明する絨毯業者がいますが、そんなことはありません。天然染料であろうが合成染料であろうが、ウールであろうとシルクであろうと、環境が悪ければ害虫の餌食になり得ます。とりわけウール絨毯は、染料の種類にかかわらず被害に遭いやすいので注意が必要。大切な絨毯を害虫の被害から守るために、正しい知識を身につけておきましょう。

ヒメカツオブシマシ(幼虫)
ヒメカツオブシマシ(成虫)

わが国に生息する絨毯を食べる害虫は、甲虫の「ヒメカツオブシムシ」「ヒメマルカツオブシムシ」、蛾の一種である「イガ」「コイガ」の4種類です。その中でもっとも数が多いのがヒメマルカツオブシムシ。被害のほとんどがこのヒメマルカツオブシムシによるものです。ヒメマルカツオブシムシの成虫はテントウムシを少し小さくした感じの茶色い虫。4月から5月にかけて大量発生しますが、成虫は絨毯を食べません。食べるのは幼虫で、多い時は1週間に体重の2倍から3倍もの量を食すとも。幼虫期は300日ほどもあり、その間に幾度も脱皮を繰り返して絨毯に被害を与え続けます。浅く広がるように食べてゆくのがこの害虫の傾向。ヒメカツオブシムシも性質はほぼ同じです。

ヒメマルカツオブシムシ(成虫)
ヒメマルカツオブシムシ(幼虫)

イガやコイガは鋭角三角形のような形をした小さな蛾ですが、カツオブシムシ類よりも成長のサイクルが早く、多ければ年に3回ほども発生します。こちらも絨毯を食べるのは幼虫で、幼虫である期間は1、2ヶ月ほど。とりわけ7月から10月にかけて被害を受けやすいと言われます。口から吐き出す糸で絨毯の中に巣を作って脱皮を繰り返すので、パイルの隙間や絨毯の裏側に白い付着物を見つけたら要注意。こちらは同じ箇所を深く食べる傾向があります。
これらの害虫の成虫は開けた窓から、あるいは屋外に干した洗濯物などに紛れて室内に侵入。暗い場所に卵を産みつけます。考える以上に高いところからも入ってくるので、マンションの高層階とて油断はできません。産みつけられた卵はやがて孵化して幼虫となり、被害を及ぼします。また幼虫が成長して成虫になり、室内に留まったまま再び産卵することもあります。

イガ(幼虫)
イガ(成虫)

絨毯を被害から守るためには、害虫が住みやすい環境をつくらないことが第一。埃をも餌としてしまう害虫にとって、暗くて埃の溜まった場所は快適な住処となります。こまめに掃除をして埃を除去してください。
また害虫は湿度が高い場所を好みますから、湿度の高い暗所に絨毯を収納するのは避けてください。これは防カビ対策の面からも重要です。それらに加えて不可欠なのが防虫剤の使用。ただし防虫剤を有効に活用するには、いくつかの注意点があります。防虫剤は防虫成分を空間内に拡散することで効果を生むもの。収納場所が密閉状態でなければ十分な効果を得られない上、持続期間も短くなります。また、防虫成分は空気より重く下へ向かって拡散してゆくため、絨毯を折り畳んで収納する場合、下に置いてしまうと効果が発揮されないことがあります。収納場所が寿司詰め状態になっていると防虫成分が十分に行き渡りませんし、防虫剤の有効期限が過ぎたまま使用したため被害に遭うこともありますから気をつけましょう。

コイガ(成虫)
コイガ(幼虫)

食べこぼしや皮膚の脂などが付着したままで絨毯を収納すると虫が寄りやすくなります。収納前には必ず専門のクリーニングに出し、パイルの奥までしっかりと汚れを落としておくことをお忘れなく。尚、収納スペースに余裕があればフリンジのある側から巻いて筒状にし、寝かせておくとシワがつきにくくなります。

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